「代替医療」とは、西洋医学以外のすべての治療法や健康法の総称で、鍼や漢方等の東洋医学やアガリクスなどの健康食品もこれに含まれます。現代西洋医学に限界を感じてきた医療先進国アメリカで注目され、西洋医学の補完も含めた【代替統合医療】として発展してきました。その主流となっているのが点滴療法です。これらの治療法に関心を持っている日本の医師たちの研究会に参加し、本家アメリカの医師たちとも積極的に情報交換を行なっています。
その他にも、「予防医学」という観点からがんの発生予防も視野に入れた免疫強化療法も行なっています。美容や感染症予防にも有効な高濃度ビタミンC点滴が基本ですが、中高年の方には「免疫力の若返り」を目的とした免疫システムを刺激する注射をお勧めしています。これらは院長自ら実際に受けている治療です。いずれも体への負担が無いため、西洋医学の標準治療（抗がん剤治療や放射線治療など）で見放された末期がんの場合でも適用はできます。しかし、延命効果はあるにせよ完治を期待するのはやはり無理があります。大切なのは、「がんになる前にできる限りの予防をする」ということ。その第一歩は、今からでも決して遅くはないのです。
ビタミンB1を中心にした総合ビタミン注射です。全身疲労や肩こり・目の疲れなどに有効です。
美白・美肌に有効なビタミンCを25ｇ点滴します。美容目的では２〜１０ｇの投与が一般的ですが、25ｇ投与がより有効との報告があります。ただし高濃度ですので、浸透圧を調整して１時間以上かけて点滴します。
私たちの体内には、水銀や鉛、ヒ素など、食物や飲料水などを通して、知らず知らずのうちに有害な毒素が蓄積されています。これらの重金属毒素は、お肌や身体の不調の原因になります。重金属毒素は、キレート剤というものを点滴で入れなければ抜くことはできません。
当院では、先ず毛髪検査を行って重金属の蓄積レベルを測定し、その結果に応じてキレート剤によるデトックス点滴をお勧めしています。２週間に１回のペースで、とりあえず１０回の治療が基本。検査で亜鉛やマンガンなどの必要ミネラルの不足もわかりますので、同時に補っていきます。
マイヤーズ・カクテルとは、米国のジョン・マイヤーズ医師により開発されたビタミンとミネラルによる点滴療法であり、今や全米の代替統合医療の標準的な治療法となっています。
特別に配合されたビタミンやミネラルを点滴することにより、疲れが取れるというだけでなく、気管支喘息・片頭痛・慢性疲労症候群・うつ病・線維筋痛症・アレルギー性鼻炎（花粉症を含む）などの各種疾患までもが改善するというものです。（疾患によって、ビタミンとミネラルの配合が微妙に変わります。）
標準的治療で手が尽くされたガン患者さんへの朗報です。「超高濃度ビタミンC点滴は抗ガン作用がある」という米国厚生省の科学者たちの衝撃的な発表が２００５年にありました。
ビタミンCは酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮します。その際に大量の過酸化水素を発生するのですが、正常な細胞はそれを中和できるのに対してガン細胞は中和できずに破壊されるというのです。
投与されるビタミンCは５０〜１００ｇです。米国カンザス大学で卵巣ガンの臨床研究が進行中です。（つまり、決して単なる民間療法ではありません。）
パーキンソン病に有効なグルタチオン点滴や慢性C型肝炎の治療点滴などの点滴療法も行なっています。
